照ノ富士、春場所前の糖尿病悪化は急な増量が原因だった 夏場所は「もちろん出る予定」

[ 2023年4月17日 15:52 ]

靖国神社奉納大相撲で横綱土俵入りを行う照ノ富士(右)=撮影・前川 晋作
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 大相撲春巡業が17日、東京都千代田区の靖国神社で行われた。20年以降はコロナ禍で中止が続いており、150年以上の歴史と伝統を持つ「靖国神社奉納大相撲」が4年ぶりに復活した。

 横綱・照ノ富士(31=伊勢ケ浜部屋)は17年以来6年ぶりの参加。当時は大関で、序二段に転落する前だった。かなり間が空いたため「6、7年ぶりじゃない?」と記憶が定かではなかった様子。「いつも桜の時期だけど今年はちょっと違う」と懐かしさも感じていた。

 両膝のケガなどで4場所連続休場中の横綱は、既に部屋でも関取衆との申し合いを再開しており順調に調整中。「徐々によくなっている。もちろん出る予定」と夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)での復帰へ意欲を見せた。

 休場した春場所直前に提出した診断書には、両膝のケガに「糖尿病」が加わっていた。昨年10月に両膝を手術してから負担を減らすために20キロ以上減量しており、春場所の出場を目指して調整していく中で「急に20キロ戻したら糖尿病が悪化した」という。本場所で力を出すためにはある程度体重を戻す必要があるが「糖尿病は筋肉が付きにくくなるから力も出にくくなる」とバランスの難しさを痛感していた。

 夏場所まで1カ月を切り、ここからは体重のコントロールが大事になってくる。現在はもう一度10キロ落としている状態で「ここから徐々に上げていく」と体の状態と相談しながら戻していく計画を示した。

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2023年4月17日のニュース