卓球混合ダブルス“はりひな” 全日本連覇へ順当突破 張本智「3種目とも優勝したい」

[ 2023年1月25日 04:00 ]

ガッツポーズする張本智と早田(撮影・郡司 修)
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 卓球の全日本選手権第2日は東京体育館でジュニアの男女シングルス、一般の男女ダブルス、混合ダブルスが行われ、混合ダブルスでは2連覇を目指す21年世界選手権銀メダルコンビの張本智和(IMG)早田ひな(日本生命)組が2回戦から登場。3試合を勝ち抜き、25日の準々決勝進出を決めた。張本智の妹・美和(木下アカデミー)はジュニア女子シングルス3回戦は勝利したが、松島輝空(そら、同)と組んだ混合ダブルスは4回戦で敗退した。

 “はりひな”が成長の跡を見せつけた。4回戦では昨年の対戦で先にマッチポイントを握られるなど苦しめられた相手と対戦。この日も第1ゲームは落としたが、第2ゲームの途中から「(ラリーで)連続で打って点を取れる組み立てに変えた」(早田)と戦術を変更。このゲームを逆転で取って勢いに乗り、結局3―1で圧倒した。「どちらかがしんどい時は声を掛けた」という張本智は「3種目とも優勝したい」とシングルス、男子ダブルスと合わせた3冠を宣言した。

 ≪9歳松島美空 3勝ならず≫今大会最年少の9歳で初出場した松島美空(みく、京都)は、ジュニア女子シングルス2回戦で17歳の八ツ田光希(埼玉・正智深谷高)を3―1で下し、10年の平野美宇以来となる小3での2勝を挙げた。続く3回戦で高校生に屈し「2勝は凄いことだけど、目標は3勝だったので悔しい」と話したが、Tリーグでも史上最年少出場を果たした“令和の天才少女”ぶりを発揮。「(将来は)全員に勝って五輪で金メダルを獲りたい」と目を輝かせた。

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2023年1月25日のニュース