【宮城野親方と一問一答】「みなさんが“お~!”と思うしこ名をつけてやろうかな」落合新十両昇進会見

[ 2023年1月25日 22:14 ]

新十両昇進が決まり、元横綱・白鵬の宮城野親方(右)と握手する落合(日本相撲協会提供)
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 大相撲春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)での新十両昇進が決まった落合(19=宮城野部屋)の会見が25日、東京都墨田区の宮城野部屋で行われ、師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)も同席した。所要1場所での昇進は、幕下付け出し制度ができてから初となる史上最速記録。同親方にとっては、部屋を継承してから初めての関取誕生となった。

 ――落合の昇進が決まってどのような気持ち?
 「幕下優勝は一つの目安でもあったけど、上がるか上がらないか千秋楽まで分からなかった。今日の知らせはないかと思っていましたので、本当よかったなという感じがしました」

 ――まげ姿で会見に臨むという夢がかなってどう?
 「落合と川副と向中野の3人に“誰か全勝優勝すればもしかしたら”という言葉をかけてましたから、まさかその一人が関取になってこうやって会見をやっているというのは、本当に一つ夢をかなえましたな、と」

 ――落合の初場所の活躍はどうだった?
 「1回か2回は負けるんじゃないかと見ていた。途中から雰囲気にのまれず体がよく動いて安心して見られた。宮城野部屋で新しい記録を作ったということが凄くうれしい」

 ――落合の魅力はどんなところ?
 「研究熱心で人間力あふれる子。組んでよし、離れてよしという相撲。左四つの型をもう少し自分のものにして、型になった瞬間にお客さんから拍手が起きるような関取になってもらいたい」

 ――部屋ではどんな存在?
 「落合の頑張りで、周りの先輩たちも頑張らないといけないなと思うようになったし、人間味あふれるユーモアのセンスがある人間で、部屋が明るくなったような気がします。時々私のモノマネをやったり、そういった持ち味を相撲以外にも出している」

 ――しこ名はまだ決まっていない?
 「自分の断髪式が終わってから考えようかなと。史上初のことを成し遂げた男ですから、ゆっくり本人と話して、みなさんが“お~!”と思うしこ名をつけてやろうかなと思っています」

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