中原雄氏　レーカーズはパワーフォワード手薄　八村が先発の可能性十分

ウィザーズからレイカーズにトレードされた八村（AP）
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　【中原雄氏　解説】今季の八村は積極的に攻撃に絡み、ちゅうちょなくシュートも打てていた。30得点する試合もあり、プレーは申し分なかったと思うが、チーム内では先発起用ゼロという低い評価を受けていた。ウィザーズは同じパワーフォワードのクーズマ中心のチームづくりがしたかったということ。来夏FAとなるクーズマと再契約するためには予算も必要になる。八村は今季終了後に制限付きFAとなる。出ていく可能性のある選手をシーズン中にトレードで出して見返りを得るということはNBAではビジネスとしてよくある。八村は出場機会増のチャンスだけに、ポジティブに受け取っていい。

　今季のレーカーズは勝率5割に届いていないが、ウエストブルックがシックスマン（6番手）となって、ジェームズやシュルーダーらの外周りの選手のバランスはいい。センター、パワーフォワード陣はデービスが故障中で、若いブライアントこそ奮闘しているが、手薄だった。八村が今季ここまでの強気のプレーができれば、うまくフィットできるのではないだろうか。先発起用の可能性も十分あると思う。（NBA解説者）