新谷「もう一度日本記録に挑戦」も「マラソンは変わらず苦手意識」

[ 2023年1月24日 04:44 ]

再び日本記録に挑戦すると宣言した新谷(撮影・尾崎 有希)
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 15日のヒューストン・マラソンを日本女子歴代2位の2時間19分24秒で制した新谷仁美(34=積水化学)が23日、都内で会見した。女子の1万メートルとハーフマラソンの日本記録保持者は、現時点でトラック競技も含めて24年パリ五輪を目指す意思がないことを改めて明言した。

 【新谷に聞く】
 ――ヒューストン・マラソンから1週間がたち、今の心境は?
 「無の状態。平常心です。ただ思い返すと、今回は私が日本記録を達成するために多くの方がサポートしてくれたと感じる部分はある。ベルリンで、もう一度日本記録に挑戦したい」

 ――マラソンへの思いは?
 「変わらず苦手意識というか、できれば距離を置きたい相手。ヒューストン・マラソンのゴール後に自分の練習で足りないところがすぐに分かった。坂の練習の回数が単純に足りなかった。12秒はベルリンまでにカバーできると(コーチの)横田さんと合致した」

 ――2時間19分台に対する自己評価は?
 「今はシューズの進化が大きいので3人(高橋、渋井、野口)の評価を超えることはできないと思う。自己評価は低いです」

 ――4つの日本記録を目指す意味は?
 「記録を残したから何になるというわけではないが、私には結果を出すことが支えてくれている人たちへの感謝の気持ちになる」

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2023年1月24日のニュース