前アマチュア世界1位・中島啓太、41位でホールアウト「優勝目指してスコア伸ばしたい」逆転Vへ依然闘志

[ 2022年9月23日 15:25 ]

<パナソニックOP第2日>11番、ティーショットを放つ中島啓太(撮影・井垣 忠夫)
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 男子ゴルフのパナソニック・オープン(賞金総額1億円、優勝賞金2000万円)は23日、兵庫県小野市の小野東洋GC(7113ヤード、パー72)で第2ラウンドを行っている。

 首位に4打差の19位からスタートした昨年のこの大会の覇者で前世界ランキング1位の超大物新人・中島啓太(22=フリー)は4バーディー、3ボギーの71と思うようにスコアを伸ばせず、首位とは7打差の通算4アンダー、41位に順位を下げてホールアウトした。今大会が待望のプロデビュー戦。プロ入り初の予選通過は確実な状況だ。

 「昨日よりは平常心でできたと思います。予選通過が第一の目標であったというのは間違いないので、週末プレーできることはうれしいです」

 前半の12番パー3(188ヤード)で13メートルを3パットして今大会初めてのボギーを叩いた。後半のアウトに入って2番パー5(582ヤード)から3連続バーディーを奪ったが、終盤の7番パー4(374ヤード)でこの日3個目のボギーを叩き、追撃ムードがしぼんだ。

 「ショットが酷いですね。3W、4Iで刻んだところもほとんどフェアウエーに行っていない印象です。前半をオーバーパー(37)で折り返して予選のカットラインが気になってしまって……」

 8月に扁桃炎(へんとうえん)を患ってセガサミー・カップを欠場。その際、体重が落ち込み、今もベストの76キロより2・5キロ減の73・5キロ。スイング時に感じる「体の軽さ」がショットの精度に影響を及ぼしている。

 ショットに不安を抱えながらプロとして最低限の目標となる初給金を獲得した中島。「週末にゴルフをするのが大事なので、また、ゴルフができることに感謝して優勝目指してスコアを伸ばしていきたい」と逆転Vを信じて残り2日間を戦う。
 

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2022年9月23日のニュース