日本フェンシング協会 文春報道に声明文「事実と異なり、強い懸念を抱いています」

[ 2022年8月10日 16:11 ]

日本フェンシング協会の武井壮会長
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 日本フェンシング協会が10日、公式ホームページに「週刊文春に掲載された記事に対する声明文」を発表した。

 フェンシング協会を巡っては、エペの日本代表チームが日本オリンピック委員会(JOC)から助成金が出ているとされる6月の沖縄合宿で事前に公表された行程表のスケジュールを変更し、レジャーに興じていたと報じられた。

 9日配信の週刊文春電子版では、こういった不祥事を受けて、ある現役選手による武井壮会長への不満の声などを取り上げているが、今回、同協会が声明文を発表し「事実と異なり、強い懸念を抱いています」など抗議の声を上げた。

 公式ホームページに掲載された全文は以下の通り。

 2022年8月5日、週刊文春から日本フェンシング協会宛に届いた取材依頼を受け、選手会として日本代表選手全員に緊急アンケート調査を行いました。今回のアンケートの結果から、フェンシング協会及び武井会長に不満を持つ選手がいたことは事実ではありますが、ごく一部の選手であることが明らかになりました。

 特に武井会長の発言に対する明確な批判は回答者中一名のみという結果になっています。今回週刊誌に掲載された内容は、あたかも大半の選手がフェンシング協会及び会長に不満を抱いているかのような印象を与えるなど事実と異なり、強い懸念を抱いています。

 アンケート結果からも今回の報道は選手の総意ではないことは明らかであり、選手を代表してここに表明いたします。また、一部選手の不満に関しては今回の調査結果を元に協会と協議を進め改善に努めます。

 昨今、フェンシング選手及び関係者に関する週刊誌報道が続いております。私たち選手の軽率な行動や至らない点など、反省すべきところは真摯に向き合い改善していく所存です。今後もより日本代表選手としての自覚と責任を持って行動し、フェンシングを通じて社会に貢献できるよう努めてまいります。引き続きご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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2022年8月10日のニュース