柔道・斉藤立 “絶対王者”リネール生観戦で刺激「ダントツに王者だった」

[ 2022年8月2日 14:00 ]

柔道男子日本代表強化合宿で打ち込みを行う斉藤(左)
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 柔道の世界選手権(10月、タシケント)男子日本代表は2日、宮崎県延岡市で実施中の強化合宿を報道陣に公開。午前中には延岡市民体育館で一部を除く選手が、乱取りで汗を流した。

 稽古後に取材に応じた100キロ超級代表の斉藤立(国士舘大)は、右膝のケガの影響で7月上旬のグランドスラム(GS)ハンガリー大会を欠場しており、今合宿で乱取りを再開。この日は「1本目をやって、今日やるとまずいなと判断した」とその後は取りやめたが、「自分は天才でもセンスがある感じではなく、練習しないと勝てない。代表の自覚を芽生えさせて、自分にハッパを掛けたい」と話した。

 GSハンガリー大会は欠場したものの、鈴木桂治監督のアドバイスを受け、現地で生観戦。当初は「行きたくなかった」というが、24年パリ五輪で3度目の最重量級制覇を目指す地元のスーパースター、テディ・リネール(フランス)の試合を初観戦し、「実際に見て心境が変わった。ダントツで王者という感じだった」と大きな刺激を受けたという。

 対リネールの攻略法については多くを語らなかったものの、「研究して対策したい」と斉藤。パリ五輪へつながる初の大舞台まで、あと2カ月あまり。「(4月の)全日本に優勝して、ここからがスタート。自分の人生の全てを懸けて闘う覚悟」と言葉に力を込めた。

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2022年8月2日のニュース