ジャンプ高梨沙羅 26年五輪に向け前向き「五輪の失敗は五輪でないと消化できない」

[ 2022年7月28日 19:19 ]

ゼッケンを手に笑顔の高梨
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 ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(25=クラレ)が28日、北海道士別市で先月の現役続行表明後、初めて公の場で取材に応じた。26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に向けて「(北京)五輪の失敗、やってしまったことは五輪でないと消化できないという気がしている。日本チームの力になれるジャンプがしたい。五輪では、自分のために飛ぶというより、周りの人たちに恩返ししたいという気持ちは変わらない」と前向きな姿勢を示した。

 今年2月の北京五輪混合団体でスーツの規定違反により失格。シーズン終了後に進退について熟考した上で「ジャンプが好きと再確認した。まだそこで締めくくれない。終わっちゃいけない感じがした」と現役続行を決断した。

 この日は小、中学生のジュニア選手が参加する「第7回クラレ高梨沙羅カップジュニアサマージャンプ朝日大会」で表彰式のプレゼンターなどを務めた。ビブスにはクラレのキャラクターのアルパカにジャンプ用のゴーグルと翼を自ら描き、「小さな子たちの力は一番大事」と交流を深めた。

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2022年7月28日のニュース