ウルフ、素根が東京五輪以来1年ぶりの復帰戦へ 大野将はエントリーせず 8月・柔道アジア選手権

[ 2022年7月28日 14:04 ]

ウルフ・アロン(7月20日撮影)
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 全日本柔道連盟は28日、今年9月に予定されていた杭州アジア大会(中国)が1年延期になったことを受けて開催されるアジア選手権(8月4~7日、カザフスタン・ヌルスルタン)の出場選手を発表し、いずれも東京五輪金メダリストで男子100キロ級のウルフ・アロン(了徳寺大職)、女子78キロ超級の素根輝(パーク24)ら13人が選ばれた。ウルフ、素根は共に五輪以来約1年ぶりの実戦復帰となる。

 13人は全員が4月までに決まっていたアジア大会の代表選手で、代表権もスライドされて出場することになる。一方、同代表に選出されていた男子73キロ級で五輪2連覇中の大野将平(旭化成)はエントリーせず、日本からの同級出場はなくなった。

 28日までに取材に応じた男子日本代表の鈴木桂治監督は、「稽古はしているようだが、体だけではなく、いろんなコンディションが整わないと闘えない。本当に追求する男なので、自分が納得する形で(心と体の)コンディションをつくり試合に出たいという思いはあると思う」と代弁。五輪後は無差別で争う全日本選手権以外で実戦を踏んでいない大野だが、「畳に戻る状態をつくっていると思う」と見守る構えを見せた。

 ▽アジア選手権代表
【男子】
60キロ級 永山 竜樹(了徳寺大職)
66キロ級 田中 龍馬(筑波大)
81キロ級 佐々木 健志(ALSOK)
90キロ級 村尾 三四郎(東海大)
100キロ級 ウルフ・アロン(了徳寺大職)
100キロ超級 影浦 心(日本中央競馬会)

【女子】
48キロ級 古賀 若菜(山梨学院大)
52キロ級 志々目 愛(了徳寺大職)
57キロ級 芳田 司(コマツ)
63キロ級 鍋倉 那美(了徳寺大職)
70キロ級 大野 陽子(コマツ)
78キロ級 梅木 真美(ALSOK)
78キロ超級 素根 輝(パーク24)

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2022年7月28日のニュース