角界初?サウナ付き宿舎。二所ノ関部屋が愛知県安城市で宿舎開き

[ 2022年6月22日 13:34 ]

出来上がったサウナでくつろぐ?二所ノ関親方
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 大相撲の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)が師匠を務める二所ノ関部屋が22日、愛知県安城市で名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンアリーナ)の宿舎開きを行った。

 同親方とパートナーシップを結ぶアイ工務店(本社・大阪市)が安城市に地域振興を目的とした土俵常設型施設「アイベース」を建設。二所ノ関部屋の名古屋場所宿舎として提供する。同様の施設は九州場所の宿舎「アイベース福岡」に次いで全国で2箇所目となる。

 この日初めて完成した宿舎を訪れた二所ノ関親方も「相撲部屋として信じられない施設」と関心する。土俵は屋内外に2箇所。2回には大部屋2個に個室4個を完備し、ちゃんこ部屋には稽古の映像を確認できる巨大モニター、厨房には大きな炊飯器と巨大冷蔵庫が置かれた。さらに浴室には角界初の試みと思われるサウナ室と水風呂が設置。現役中にサウナを良く利用していたという師匠は「(サウナでは)体がほてりやすいのもあるので、正常な考え方ができなくなってくる。水風呂に入って筋肉をしっかり休ませる、そして脳を正常に動かすことを実際にやっていました。水風呂をつけてもらって感謝しています」と必要性を説明した。

 今月から本拠としている茨城県阿見の部屋も2面土俵や大型冷蔵庫、大型浴槽など画期的な試みで話題となった。今回の宿舎もそれにヒケを取らない立派な施設を利用する。「まずびっくりしたのは天井の高さ(約5、6メートル。力士もストレスなく稽古に打ち込める。計画段階にはなかった2面土俵も作っていただいた。効率のいい稽古ができる」と師匠。オープニングセレモニーでは出席者の前で「恩返しできるように名古屋場所で頑張ります」と抱負を述べた。

 場所後は地元のわんぱく相撲振興の拠点に加え、高校相撲部や地元のサークルなどの合宿などに提供される。

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2022年6月22日のニュース