入江 “世界の壁”痛感7位も「悔いはない」 男子100メートル背泳ぎ決勝

[ 2022年6月22日 04:30 ]

水泳世界選手権第3日 ( 2022年6月20日    ハンガリー・ブダペスト )

男子100メートル背泳ぎ決勝、レースを終え悔し気な入江陵介(撮影・小海途 良幹)
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 競泳の男子100メートル背泳ぎ決勝で入江陵介(32=イトマン東進)は52秒83で7位に終わった。女子100メートル平泳ぎ決勝の青木玲緒樹(27=ミズノ)は1分6秒38で5位。男子200メートルバタフライ準決勝で、東京五輪銀メダルの本多灯(20=日大)は全体2位で決勝に進出した。アーティスティックスイミング(AS)のフリーコンビネーション決勝で、日本(藤井、比嘉、細川、川瀬、木島、鈴木、柳沢、安永、吉田萌、吉田理)は93・5667点で2位となった。

 世界の壁は厚かった。7大会連続出場の入江は男子100メートル背泳ぎ決勝で準決勝に続いて52秒台で泳ぎ、シーズンベストを更新。「自分のレースはできた。悔いはない」とうなずいたが、7位に終わった。優勝したチェコン(イタリア)は従来の世界記録を0秒25更新する51秒60をマーク。表彰台3人はいずれも51秒台というハイレベルな展開についていけなかった。

 レース後に嘔吐(おうと)するなど心身ともに負担の大きい200メートルには当面は出場しない方針を固めており主戦場となる100メートルで世界との差を痛感する結果となった。入江は「凄くレベルの高い争いで泳げたことは幸せ」とした上で「この記録で満足したくない」と巻き返しを誓った。

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2022年6月22日のニュース