ラグビー「トンガサムライ15」のシオネ・マウ チーム唯一の大学生として参加「いろんなことを勉強」

[ 2022年6月7日 15:35 ]

オンライン取材に応じたトンガサムライフィフティーンのシオネ・マウ
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 今年1月に大規模噴火と津波に見舞われたトンガの被災者と被災地の復興支援を目的としたチャリティーマッチ「エマージングブロッサムズ―トンガサムライフィフティーン」は11日に秩父宮で開催される。7日には、リーグワンでプレーする選手を中心にトンガにルーツを持つ選手らで編成された「トンガサムライフィフティーン」のフッカーで20歳のシオネ・マウ(大体大)がオンラインで取材に応じた。

 マウはチーム唯一の大学生だ。高知県内で行っている合宿に参加し、周囲にはリーグワンでプレーする選手たち。「高いレベルの選手とやるのは楽しみだった。いろんなことを勉強していきたい」。今後のラグビー人生につなげるべく、意気込みを語った。

 トンガの被災後、マウは現地に住む家族と約1カ月も連絡を取ることができなかったという。「その1カ月が、けっこうきつかった。家族のことを考えて、心配で、ラグビーに集中できなかった」と打ち明けた。

 チャリティーマッチはトンガ王国でもテレビ中継される予定で、家族にプレー姿を披露するチャンスになる。「小さい頃は親と一緒にラグビーをずっと見ていた。こうやってテレビに出たら親はうれしいと思う。自信を持って、この試合に向けて頑張っていこうと思う」と言葉に力を込めた。

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2022年6月7日のニュース