奈紗「望んでいた結果とは、程遠い成績」ショット不安定、昨年準Vの雪辱かなわず28位終戦

[ 2022年6月7日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー 全米女子オープン最終日 ( 2022年6月5日    ノースカロライナ州 パインニードルズGC=6638ヤード、パー71 )

最終ラウンド、7番で第2打を放つ畑岡奈紗
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 畑岡奈紗(23=アビームコンサルティング)は4バーディー、3ボギー、2ダブルボギーの74と伸ばせず、通算5オーバーの28位で終えた。昨年、プレーオフの末に2位となった大会で雪辱を期したが、メジャー初制覇はまたもお預けとなった。通算3オーバー20位の小祝さくら(24=ニトリ)が日本勢最上位。ミンジ・リー(26=オーストラリア)が71で逃げ切って大会初制覇を飾り、メジャー2勝目、ツアー通算8勝目となった。

 プレーオフで笹生に敗れた昨年大会のロゴ入りボールマーカーを帽子のつばにつけて戦った1週間。しかし持ち味のショットは安定せず、畑岡は首位と18打離れた28位で大会を終えた。

 「自分の望んでいた結果とは、程遠い成績になってしまった。去年ああいう負け方をしているのでやってやりたい、勝ちたいっていう気持ちがあった。悔しさは普段よりも大きいです」

 3番パー3でティーショットを30センチにつけて伸ばすなど前半は好調だったが、風が強まった後半は難しいピン位置に苦戦。17番パー4ではグリーン右手前からの寄せがオーバーし、この日2つ目のダブルボギーを叩いた。

 4日間で全体8位の15バーディーを奪ったが、結果にはつながらなかった。「メジャーのセッティングでは、拾えるところで(パーを)拾わないとこういう成績になる。学びとしてこれからのメジャーに生かしたい」と、ショートゲームの精度を課題に挙げた。

 次のメジャーは今月23日開幕の全米女子プロ選手権。今回は大会前2週間は試合に出場せず調整に充てた。しかし、調整がうまくいかなかったという。そこで次週から試合に出て、4連戦目に大一番を迎えるスケジュールを組んだ。「練習だけしていても…。よりコースマネジメントを意識してやっていきたい」と狙いを明かした。

 過去に2度の2位とメジャータイトルにあと一歩まで迫ってきた23歳。「また頑張ります」と雪辱を誓い、コースを後にした。

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