服部道子氏 スイング改造中の奈紗 実戦での精度課題

[ 2022年6月7日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー 全米女子オープン最終日 ( 2022年6月5日    ノースカロライナ州 パインニードルズGC=6638ヤード、パー71 )

最終ラウンド、7番で第2打を放つ畑岡奈紗
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 【服部道子 メジャーの風】優勝したミンジ・リー選手は今週、全てがそろっていました。飛距離も出ていたし、特にパットが良かった。バミューダ芝のグリーンは強めにヒットしないと芝目に負けてしまいます。彼女はちゅうちょなく強めに、順回転の球が打てていました。何よりテンポが良い意味で速い。構えてからすぐに打つ。テンポが速いと嫌なイメージが心に残りづらいので、外しても次に気持ちを切り替えやすくなります。

 畑岡選手は改造中のスイングが練習ではうまくいくけど、実戦では良かったり悪かったりで、まだちぐはぐな感じでした。ただ今大会から4連戦。試合に出ながら調整していくと言っていました。次の全米女子プロのコースはアメリカンタイプで、点で攻める彼女には合っている。期待したいですね。

 渋野選手はいろいろ迷いもあるようですが、まだルーキーイヤー。経験を重ね、自分で正しいと感じたものをチョイスしていけば良いと思います。アマチュアの馬場さんは身長が高く、スイングアークも大きくて体形に合ったスイングで無理なく飛ばせる。魅力的な存在ですね。(プロゴルファー)

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