東京ベイ・根塚 初代新人賞「桜のジャージーを着られるように頑張りたい」

[ 2022年5月31日 04:00 ]

笑顔で撮影に応じる根塚(撮影・白鳥 佳樹)
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 29日に閉幕したラグビーリーグワンの年間表彰式が30日に都内で行われ、記念すべき初代新人賞に東京ベイ(旧クボタ)のWTB根塚洸雅(こうが、23)が選ばれた。日本代表候補にも初選出された若きスピードスターは代表定着を誓った。MVPは埼玉(旧パナソニック)の優勝に貢献したフッカー堀江翔太(36)。ベストフィフティーンには根塚と堀江のほか、埼玉のプロップ稲垣啓太(31)らが選出された。

 若きWTBが日の丸の定位置に狙いを定めた。根塚は新人賞に贈られるクリスタルを手にした表彰式で「一試合一試合、成長できた結果がここにつながった」と充実した表情を見せた。

 第7節のトヨタ戦でデビューすると、以降はプレーオフまで全12試合に出場。相手ディフェンスラインを突破するラインブレークはリーグ最多22回を誇り、ベストラインブレイカーも獲得した。

 1メートル73と小柄ながら、キックで蹴り上げられたハイボールにも強い。中学時代はラグビーのクラブチームと掛け持ちで陸上部に所属し「幅跳びをしていたので脚力が生きている。ジャンプ力は自信がある」と空中戦の武器も明かした。

 日本代表候補に初選出され、引退した福岡堅樹氏の後継者としても期待される。まずは来月の合宿で、生き残りをアピールする必要がある。新リーグで文字通りブレークした23歳は「桜のジャージーを着られるように頑張りたい」とさらなる飛躍を口にした。

 ◇根塚 洸雅(ねづか・こうが)1998年(平10)9月15日生まれ、兵庫県出身の23歳。東海大仰星―法大を経て21年4月にクボタ(現東京ベイ)。幼稚園からラグビーを始め、小学校ではバドミントンと水泳、中学では陸上部と掛け持ち。高校日本代表、U―20日本代表。趣味はコーヒーを豆からひくこと。好きなドラマは「梨泰院クラス」。1メートル73、82キロ。

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2022年5月31日のニュース