松山 マスターズ連覇の鍵は距離延長の2H 11&15番“変化”大会史上最長コース攻略へ

[ 2022年4月8日 02:30 ]

米男子ゴルフツアーマスターズ  第1日 ( 2022年4月7日    ジョージア州 オーガスタ・ナショナルGC(7510ヤード、パー72) )

11番パー4の変化
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 男子ゴルフの今季メジャー初戦となるマスターズは7日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(7510ヤード、パー72)で開幕。た。オーガスタ・ナショナルGCは今年、11番パー4(520ヤード)と15番パー5(550ヤード)が改造され、距離が延びて難易度が上昇。大会史上最長7510ヤードとなった舞台で日本のエースが史上4人目の連覇に挑戦する。

 今年のオーガスタは2つのホールが改造された。まずは11番パー4だ。昨年は平均スコア4.399で2番目に難しかった。ティーイングエリアが15ヤード左後方に移動して難易度が増した。フェアウエー右側の木が15本取り除かれたが「ティーショットは右側が広くなっているが、飛ばないとそこまで行かない」と冷静に分析した。

 11番は昨年の初制覇の分岐点になった場所でもある。第3日、右の林から松の枝をよける第2打を6メートルにつけてバーディーを奪った。このホールから始まった猛チャージで首位に浮上した。松山は「(第1打は)去年の第3ラウンドのところまでは行かないと思うけど、右に曲がってもフェアウエーなのであまり関係ない」と平然と言い切った。

 15番パー5はバーディーを狙うべきホールだ。ティーイングエリアが20ヤードも下がったことで、第2打は長いクラブを手にするためグリーン手前の池が効いてくる。練習ラウンドでは数種類のクラブで第2打を打つなど攻め方を確認した。

 総距離が35ヤード延びて史上最長の7510ヤードとなったオーガスタ。たかが35ヤードなのか、されど35ヤードになるのか。“変化”をはね返すことが、01、02年のタイガー・ウッズ以来、史上4人目となる大会連覇への鍵となる。

 ▽松山の21年マスターズVTR 第1日は69で回り自己最高の2位で発進。第2日は71で6位に後退したものの、単独首位ジャスティン・ローズ(英国)との差は4打から3打に詰めた。

 第3日は1つ伸ばして迎えた11番の第1打を右の林に打ち込んだところで、雷雲接近による中断。再開後、第2打で木の枝をよけるスーパーショットを放ち11番でバーディーを奪うと、15番パー5で3日連続のイーグルを奪い首位浮上。16、17番でもバーディーを奪い大会自己最少の65をマークし2位に4打差をつけた。

 最終日は73と1つ落としたが、通算10アンダーでホールアウト。2位のウィル・ザラトリス(米国)を1打差で振り切りメジャー初優勝を飾った。

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2022年4月8日のニュース