フェースへの”乗り感”が進化 復帰ウッズも「ショートゲームのスピン性能は最高!」

[ 2022年4月8日 06:00 ]

タイガー・ウッズが使用する「TOUR B XS」
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 ブリヂストンスポーツのゴルフボール「TOUR B X/XS」がさらなる進化を遂げた。マスターズで復帰を果たしたタイガー・ウッズ(46=米国)、世界屈指の飛ばし屋のブライソン・デシャンボー(28=米国)が「飛んで、止まる」ボールに信頼を寄せている。

 昨年2月の自動車事故で重傷を負い、戦列を離れていたウッズ。ツアー復帰はまだ先かと思われていたが、マスターズで電撃復帰。世界中がその一挙手一投足に注目している。

 そんなウッズが「ツアーで使うのが楽しみだ」と語ったのが、新「TOUR B X/XS」だ。
 
 新モデルの「X」と「XS」は、プロが要求するトータルパフォーマンスが向上。「スピード&スピン コントロール テクノロジー」によってドライバーショット、アプローチショットともにさらなる進化を遂げた。

 ドライバーショットでは、新開発の「ハイドロ LS コア」でコアの内部と表面近くの硬さを差をより広げ、「ハイスピード・インナーカバー」との相乗効果で「高初速×低スピン」を実現。これにより、風に強い弾道を生み出すことができる。
 
 進化がより顕著となっているのがアプローチショットだ。同社は、インパクト時にフェース上でのボールの滑りを抑え、しっかりスピンが掛けられている時間の長さのことを「乗り感」と定義。新開発の「リアクティブiQ・ウレタンカバー」には新規衝撃吸収剤が配合されており、「乗り感」のアップに成功した。「低初速×高スピン」による高い操作性によってイメージ通りにボールを止められるようになり、アプローチが“寄せる”から“狙う”へと進化するだろう。

 ウッズはよりスピン性能が高く、フェースに吸い付くような打感の「XS」を使用。「フェースに乗る感覚は要望通り。ショートゲームのスピン性能は最高!」と語るように、”ガラスのグリーン”のオーガスタでは心強い味方となりそうだ。

 圧倒的な飛距離を武器にするデシャンボーは、より飛距離性能に優れた「X」を愛用。以前から同社のボールを使用しているが、「前モデルより確実に性能が向上している」と進化を実感。「フルショットでは初速とキャリーが向上し、ミスヒットにも強くなっている」とマスターズでも自慢のティーショットに注目が集まる。

 「B」を信じろ――。究極のツアーボールを手に、2人が世界最高の夢舞台で躍動する。

 ○…国内女子ツアーでは、早くもその強さを見せつけている。昨季は52戦で24勝と高い勝率を誇ったが、今季も勢いは止まらず開幕から5連勝中。西郷真央(20=島津製作所)は「XS」を使い、早くも3勝をマーク。明治安田生命レディースで初優勝のサイ・ペイイン(30=台湾)も「XS」、Tポイント×ENEOSを制した堀琴音(26=ダイセル)は「X」を使用している。ツアー2勝目となった堀は「今年のTOUR B Xはショットの飛距離性能と特にアプローチ、パターの打感が軟らかく、ショートゲームが安定してきたのが非常に大きいです」と語った。

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