羽生跳んだ4回転半 全日本より進化“回転不足分”2分の1未満に

[ 2022年2月11日 05:30 ]

北京冬季五輪第7日・フィギュアスケート 男子フリー ( 2022年2月10日    首都体育館 )

羽生結弦4回転アクセル連続写真(撮影・小海途 良幹)
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 羽生が跳んだ4回転半ジャンプは転倒した上に回転不足と判定されたが、4回転半の基礎点(12・5)が認められた。五輪や世界選手権などの主要大会では史上初。ジャンプは転倒すれば成功とはみなされない。

 羽生は昨年12月の全日本選手権で4回転半に初挑戦したが、回転が2分の1以上不足していた「ダウングレード」と判定され、記録上は1回転下の3回転半として扱われた。採点も3回転半の基礎点8・0を基準に行われた。

 今回はそれより多く回っており、不足分は2分の1回転未満で4分の1より多い場合の「アンダーローテーション」との判定。これで採点は4回転半の基礎点12・5がベースとなり、基礎点の80%=10・0からGOE(出来栄え評価)で減点された。

 なお、回転がちょうど4分の1不足した場合は「クオーター」判定となり、基礎点12・5はそのままで、GOE(出来栄え評価)による減点だけ行われる。回転不足がそれ以下で、GOEによる加点を受けた場合は成功とされる。

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2022年2月11日のニュース