ジャンプ混合団体・佐藤幸椰 失意の高梨沙羅へ「スキージャンプには今もこれからもあなたが必要」

[ 2022年2月9日 13:58 ]

佐藤幸椰(ロイター)

 7日に行われた北京五輪ノルディックスキー・ジャンプ混合団体に出場した佐藤幸椰(26=雪印メグミルク)が9日、自身のツイッターを更新。高梨沙羅(25=クラレ)へと見られるメッセージを投稿した。

 日本チームは佐藤、高梨、小林陵侑、伊藤有希で臨み、高梨の1本目が失格となったが、それでもあきらめずに全員でカバー。合計点で4位に入る猛追を見せ、それぞれが高梨を気遣う姿がファンの涙を誘った。

 佐藤はツイッターで「なにひとつも奪われてなどいない。本物のファンは失望などしない。絶望しない限り、希望は失われない。あなたのジャンプが多くの方の人生を明るく変えたことはあっても、私の人生を変えた事実などどこにも存在しない。責任を取る必要もない。もちろん反省も。スキージャンプであなたがもたらした喜びは数えきれない。だからスキージャンプには今もこれからもあなたが必要。時間はかかっても、顔を上げて周りを見渡して欲しい。そこにはあなたが与えた喜びで満たされた沢山の人がいる。さぁ、今日も私は良い準備をします」と記した。

 高梨の名前こそ出していないものの、インスタグラムで「私の失格のせいで皆んなの人生を変えてしまったことは変わりようのない事実です」と自責の念をつづった高梨を励ますメッセージと見られる。

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