スマイルジャパン 悲願メダルへ1次L首位通過!激闘ペナルティーショット戦でチェコ撃破

[ 2022年2月9日 05:30 ]

北京五輪第5日 女子アイスホッケー1次リーグB組   日本3―2チェコ ( 2022年2月8日 )

<日本・チェコ>1次リーグ首位通過を決めたスマイルジャパンの選手たち(AP)
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 世界ランキング6位の女子日本代表「スマイルジャパン」は、1次リーグB組最終戦で同7位のチェコと対戦し、延長、ペナルティーショット(PS)戦の末に3―2で勝利し、3勝1敗で1位通過を決めた。PS戦ではFW久保英恵(39=西武)が決め、チェコは5人全員が失敗した。準々決勝ではA組3位のフィンランドと対戦する。

 氷上のスナイパーが「1位通過」という大物を仕留めた。2―2のまま、2試合連続で突入したPS戦。スマイルジャパンの2人目として登場した久保が、両チーム通じて唯一のショットを決めた。歓喜の輪の中心となったチーム最年長の39歳は「1位通過を目標にしてきた。勝ち切れて良かった」と笑みを浮かべた。

 かつて中学生で日本代表に初選出され、決定力の高さから「氷上のスナイパー」と呼ばれる。一度は引退しながら、現役に復帰してソチ五輪、平昌五輪に出場してきた。「アイスホッケー人生の集大成。最後になると思う」と位置づける今大会。1位通過をたぐり寄せたことで、準々決勝でカナダ、米国の2強との対戦を避けることに成功した。

 日本として初めて臨む決勝トーナメントながら、その先も見えてきた。「首位通過ができたからこそ、メダルが近くなってきている。自分たちのプレーを出し切りたい」と久保。一丸となって、また新たな歴史の扉を開く。

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2022年2月9日のニュース