アイスホッケー女子のカナダ―ROCを異例のマスク着用で実施 ROCの検査結果間に合わず開始65分遅れ

[ 2022年2月7日 17:47 ]

北京五輪アイスホッケー女子1次リーグA組 ( 2022年2月7日    体育センター )

両チームともヘルメットの下にN95マスクを着けプレー(ロイター)

 カナダ―ロシア・オリンピック委員会(ROC)の対戦が異例のマスク着用で実施された。試合開始時間を過ぎてもカナダチームがリンクに姿を見せず、65分遅れてスタート。両チームともヘルメットの下にN95マスクを着けていた。今大会では競技中のマスク着用は義務づけられていない。

 ROCが7日朝に行った新型コロナウイルス検査の結果が判明しなかったため、カナダがロッカールームから出ることを拒否。ROCは大会前に6選手が検査で陽性反応を示して隔離されていたため、カナダ側は懸念を示していた。ROC側には一時、試合延期も伝えられたが、国際アイスホッケー連盟(IIHF)は両チームの選手にマスク着用させることで合意。両チームはマスク着用のままプレーしたが、試合途中で全員が陰性との検査結果が届き、ROCの選手たちは第3ピリオドにマスクを外した。カナダは検査結果が決定的なものではなかったFWエミリー・クラークを出場させなかった。

 試合は6―1でカナダが快勝し、3戦全勝とした。ROCは1勝2敗。

続きを表示

この記事のフォト

2022年2月7日のニュース