ショートトラック 男子1000メートル・吉永一貴 失格で準々決勝敗退

[ 2022年2月7日 21:23 ]

北京五輪第4日 ショートトラック男子1000メートル ( 2022年2月7日    首都体育館 )

 男子1000メートル準々決勝 滑走する吉永一貴(右)=北京(共同)
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 吉永一貴(22=トヨタ・中京大)が、7日の男子1000メートル準々決勝で敗退した。

 準々決勝では第2組で登場。途中でカナダ選手が転倒し、5人から4人のレース展開と変わったが、走行途中に吉永は反則を取られて「失格」。タイム記録なしで終わった。男女とも準々決勝は5人ずつ4組に分かれ、各組2着までと3着のタイム上位が準決勝に進む形だった。

 吉永は自身2度目の五輪。前回の2018年平昌五輪は男子1000メートルで13位に終わった。雪辱を誓った今大会だが、メダルには届かず、不本意な結果となり「チャンスが巡ってきたものの、ものにできなかったのは自分の弱さ。うまくいかないことへの不安があり、払拭して臨めなかったのは人間としての未熟さがまだ残っているのかなと思う」と肩を落とした。

 日本ショートトラックでのメダル獲得は、98年長野五輪で金メダルを手にした西谷岳文らを最後に遠ざかっており、今後、他の種目でのメダル獲得に期待が掛かる。

 ◇吉永 一貴(よしなが・かずき)1999年(平11)7月31日生まれ、愛知県出身の22歳。8歳で競技を始め、名経大市邨高に在籍した2016年に史上最年少の16歳で全日本選手権の総合優勝を果たした。初五輪となった18年平昌大会では、1000メートル13位など、不本意な結果に終わった。1メートル74。

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