中国選手と接触し失速 8位の高木菜那「さすがに相手がダメ」「アウトが優先というのは…」

[ 2022年2月7日 20:07 ]

北京五輪第4日 スピードスケート女子1500メートル ( 2022年2月7日    国家スピードスケート館 )

<北京五輪・スピードスケート>女子1500メートル、滑走する高木菜那(撮影・小海途 良幹)
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 今大会最初の種目となった高木菜那(29=日本電産サンキョー)は、ラスト1周のバックストレッチで同走の中国選手と接触するアクシデントに見舞われ失速。1分55秒34で8位入賞を果たしたが、「最後の1周でぶつかってしまって、悔しいレースになってしまった」と悔やんでも悔やみきれないようすだった。

 スピードスケートではバックストレッチで交差してレーンを変える際、外側の選手に優先権がある。最後の1周を迎えた高木菜は、内側の中国選手とほぼ並んで第2コーナーの出口からバックストレッチへ。ところが中国選手がなかなかレーンを譲らなかったため、接触する形で失速。第3コーナーから再び最後の力を振り絞ったが、悔しさの残るレースとなってしまった。

 レース後、ミックスゾーンに現れた高木菜は、「あれはさすがに相手がダメ。なんで譲ってくれなかったのかというか…」と気持ちの整理が付かないようす。自国開催の中国選手に「結果を残したい気持ちは分かる」と理解しつつも、「アウトが優先というのは、しっかりやってほしかった」と話した。

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2022年2月7日のニュース