【一問一答】悔しい銀メダルの高木美帆「最大のピークを合わせるということでは彼女にかなわなかった」

[ 2022年2月7日 20:12 ]

北京五輪第4日 スピードスケート女子1500メートル ( 2022年2月7日    国家スピードスケート館 )

<北京五輪・スピードスケート>女子1500メートル、ジャンプして喜ぶ金メダルのイレイン・ブスト(右)と悔し気な高木美帆(撮影・小海途 良幹)
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 5種目にエントリーし、日本選手団の主将も務める高木美帆(27=日体大職)が女子1500メートルに出場し、銀メダルを獲得した。日本スピードスケート陣では今大会初メダルとなったが、レース後のぼう然とした表情が印象的だった。

 最終15組で登場した高木美は1分53秒72で2位。五輪新記録を出したイレイン・ブストの1分53秒28に及ばず、18年平昌五輪で同種目覇者のブストにまたも敗れ、念願の金メダルはならなかった。

 最後まで笑顔を見せず、気落ちしていた高木美帆が取材に応じた。以下は一問一答。

 ――悔しさが残る銀?
 「そうですね、はい」

 ――レースプランは。
 「設定としては最初から良いスピードに乗っていくことを、展開していくことを立てていた。53秒台は、と思っていた。53秒の前半は出したいなと思っている中で届かなかったっていうのと、それ以上にブスト選手が速かったと思っている」

 ――五輪新出たのは見ていた?
 「タイムは耳に入ってくるので聞こえていたけど、そのタイムを見たからといって、力んだりとか、“やばいぞやばいぞ”っていう感じではなかった。私が出せれば勝てるし、出せなければ届かないって。あまり、大きな自分にとっての要素にはならなかったけど、ここに最大のピークを合わせるということでは彼女にかなわなかった」

 ――ピークを合わせられた?
 「合わせられてないと思う。ピークを合わせられてないっていうのも難しい表現なんだけど、何をもってピークとするのか難しい。今回の結果はピーク云々が敗因ではなくて、結果、私が五輪という舞台でブスト選手に勝っていなかったと思っている」

 ――メンタルはどうだった?
 「結果、また勝つことはできなかったんだなと思っている」

 ――残りの種目へ。
 「残りの種目に向けて頑張ります」 

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