×

波乱のジャンプ混合団体、日本は一丸4位 高梨の得点無効も佐藤が、伊藤が、そして陵侑が意地の大ジャンプ

[ 2022年2月7日 22:28 ]

北京五輪ノルディックスキー・ジャンプ混合団体 ( 2022年2月7日    国家ジャンプセンター )

<北京五輪ジャンプ混合団体>1本目のジャンプを終えた高梨沙羅だったが…(ロイター)

 北京五輪ノルディックスキー・ジャンプ混合団体(ヒルサイズ=HS106メートル)が7日、張家口の国家ジャンプセンターで行われ、日本チームは小林陵侑(25=土屋ホーム)、佐藤幸椰(26=雪印メグミルク)、高梨沙羅(25=クラレ)、伊藤有希(27=土屋ホーム)の4人で新種目に臨むも、1回目の高梨がスーツの規定違反となり、得点が無効となった。それでも日本はあきらめず、合計点で4位に入った。

 高梨は日本のトップバッターで登場し、103メートルを飛び、124・5点でスロベニアに次ぐ2位と幸先良くスタートしたが、ポイントは無効となってしまった。2人目の佐藤が99メートル50、3人目の伊藤有希が93メートル、4人目の小林陵侑が102・5メートルを飛んだ。さらにオーストリアとドイツも失格者が出たため、日本は1回目を終え、3人による合計ポイントで359・9点で8位。上位8チームが進む2回目へ進んだ。

 2回目、高梨は98・5メートルを飛んだ。北京五輪で最後のジャンプを終え、涙を必死にこらえた。このジャンプで日本は5位に浮上。高梨のアクシデントも全員でカバーしようと、自分の飛躍に集中した。

 2番手の佐藤が1回目より飛距離を伸ばす100・5メートルを飛び、4位に浮上。3番手の伊藤は88メートル。3位のカナダとは17・7ポイント差で、距離に換算して約9メートル差。最後の小林陵侑が意地の大ジャンプで106メートルをマーク。合計点836・3点まで追い上げたが。3位カナダも844・6点に8・3点届かなかった。

 日本だけでなく、ドイツ、オーストリア、ノルウェーに規定違反でポイント無効となる大荒れとなったが、日本は最後まで集中力を切らさず、全員でつなぎ切った。

 ▼小林陵侑 凄く波乱のゲームになったんですけど、すごくいいゲームだったかなと思います。(2回目は)もうちょっといけたかな。2本目、沙羅もすごくいいジャンプをしてましたし、本当に強いなと思います。(高梨には)たくさんハグしてあげました。ラージでもビッグジャンプを見せたいと思うので、ぜひ見ていてください。

 ◇高梨 沙羅(たかなし・さら)1996年(平8)10月8日生まれ、北海道上川町出身の25歳。8歳からジャンプを始める。グレースマウンテン・インターナショナル、日体大出。12年3月にW杯初優勝。14年ソチ五輪ノーマルヒル4位、18年平昌五輪ノーマルヒル銅メダル、22年北京五輪ノーマルヒル4位。W杯は男女通じて歴代最多の通算61勝、個人総合優勝4度。1メートル52。

 ◇伊藤 有希(いとう・ゆうき)1994年(平6)5月10日生まれ、北海道下川町出身の27歳。4歳からジャンプを始める。北海道・下川商高出。13年に土屋ホーム入社。14年ソチ五輪ノーマルヒル7位、18年平昌五輪ノーマルヒル9位、22年北京五輪ノーマルヒル13位。7度出場の世界選手権では15、17年に個人銀メダル。W杯通算5勝。1メートル61。

 ◇小林 陵侑(こばやし・りょうゆう)1996年(平8)11月8日生まれ、岩手県八幡平市出身の25歳。5歳でスキーを始める。岩手・盛岡中央高出。15年土屋ホーム入社。18年平昌五輪ノーマルヒル7位。22年北京五輪ノーマルヒル金メダル。18~19年シーズンに日本人初のW杯個人総合優勝。兄・潤志郎、姉・諭果、弟・龍尚もジャンプ選手。1メートル74、59キロ。

 ◇佐藤 幸椰(さとう・ゆきや)1995年(平7)6月19日生まれ、北海道石狩市出身の26歳。北海道・札幌日大高出。14年雪印メグミルク入社。19年世界選手権で団体銅メダル。22年北京五輪ノーマルヒル32位。W杯では通算2勝。1メートル61、54キロ。

 ◆スキージャンプ混合団体 男子2人、女子2人の各国1チーム計4人が2回のジャンプを飛び、合計ポイントを争う。女子―男子―女子―男子の順で競技を行う。各国の4人が飛び終えた1回目の後、上位8チームが2回目に進出。2回目は成績下位からスタートする。北京五輪で新種目となった。

 ▽ジャンプノーマルヒル 北京大会ノーマルヒルのジャンプ台はHS106メートル、K点95メートル。得点は飛んだ距離による「飛距離点」、ジャンプの美しさや正確さ、着地姿勢などを採点された「飛型点」にウインドファクター(風補正点)やゲートファクター(スタート位置補正点)といった要素が加点または減点され合計点が出る。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2022年2月7日のニュース