【箱根駅伝3区】青学大1年・太田が逆転トップリレー「残り3キロで“これは行ける”と確信して出た」

[ 2022年1月2日 12:07 ]

第98回東京箱根間往復大学駅伝 往路 ( 2022年1月2日    東京・大手町~神奈川・箱根町 5区間、107・5キロ )

<第98回箱根駅伝・往路戸塚中継所>青学大の3区・太田蒼生(撮影・会津 智海)
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 第98回東京箱根間往復大学駅伝第1日は2日午前8時、東京・大手町をスタート。往路は神奈川県箱根町までの5区間、107・5キロで行われた。

 湘南海岸沿いの比較的平たんなコースである半面、海風の影響を受けやすい3区(戸塚中継所~平塚中継所、21・4キロ)。2区の流れを維持、または遅れを取り戻すために有力選手を置くチームも多い区間は、トップでスタートした駒大・安原太陽(2年=滋賀学園)を、1分03秒差で出た青学大・太田蒼生(1年=大牟田)、東京国際大・丹所健(3年=湘南工大付)が追う展開。その後ろから帝京大・遠藤大地(4年=古川工)が追い上げた。

 13キロ手前で駒大・安原に東京国際大・丹所、青学大・太田が追い付き、3人のトップ集団に。14キロ過ぎに安原が遅れ、先頭は丹所、太田の2人になった。18キロ過ぎには、太田がスパートして丹所を突き放し、トップでタスキリレーした。 2位は12秒差で東京国際大・丹所。

 逆転でトップに立った太田はレース後、「走っていく中で、余裕を持って丹所さんについていけた。残り3キロで“これは行ける”と確信して出ました」と振り返った。自身の3区起用には「前半にアップダウンがあって、後半に風が吹く直線があるタフなコース。僕は安定して走れる方なので、重要な区間を任されたと思う。僕の得意なコースなので自信もありました。原監督からは“落ち着いていけ”とだけ言われました」と話した。

◆平塚中継所通過順位(前中継所順位)
1 青学大  3時間9分34秒(2位)
2 東京国際大+0分12秒(4位)
3 帝京大  +1分6秒(5位)
4 国学院大 +1分42秒(10位)
5 駒大   +1分59秒(1位)
6 東洋大  +2分21秒(8位)
7 中大   +2分36秒(11位)
8 法大   +2分55秒(9位)
9 国士舘大 +3分16秒(3位)
10 順大   +3分21秒(17位)
<以上シード権>
11 創価大  +3分30秒(6位)
12 山梨学院大+3分36秒(7位)
13 早大   +3分57秒(13位)
― 学生連合 +4分10秒
14 日体大  +4分32秒(14位)
15 神奈川大 +4分45秒(12位)
16 明大   +5分29秒(15位)
17 東海大  +5分37秒(16位)
18 駿河台大 +7分40秒(19位)
19 中央学院大+8分36秒(20位)
20 専大   +9分28秒(18位)

◆区間記録
1 丹所健(東京国際大3年)1時間0分55秒
2 太田蒼生(青学大1年)1時間1分0秒
3 伊予田達弥(順大3年)1時間1分19秒
4 遠藤大地(帝京大4年)1時間1分39秒
5 山本歩夢(国学院大1年)1時間1分59秒
6 太田直希(早大4年)1時間2分23秒
7 三浦拓朗(中大4年)1時間2分38秒
8 佐藤真優(東洋大2年)1時間2分46秒
9 大畑怜士(日体大4年)1時間2分47秒
10 武川流以名(中央学院大1年)1時間3分10秒
11 小泉樹(法大1年)1時間3分20秒
12 町田康誠(駿河台大3年)1時間3分35秒
13 宇津野篤(神奈川大2年)1時間3分37秒
14 児玉真輝(明大2年)1時間3分39秒
15 神薗竜馬(東海大2年)1時間3分46秒
― 斎藤俊輔(学生連合=立大4年)1時間3分47秒
16 安原太陽(駒大2年)1時間4分1秒
17 桑田大輔(創価大2年)1時間4分2秒
18 荻原陸斗(国士舘大4年)1時間4分6秒
19 高田尚暉(山梨学院大1年)1時間4分7秒
20 ダンカン・キサイサ(専大1年)1時間6分34秒

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2022年1月2日のニュース