【箱根駅伝2区】順大・三浦の挑戦 区間11位に「足りない部分見えた」 世界陸上へ脚力作り誓う

[ 2022年1月2日 10:58 ]

第98回東京箱根間往復大学駅伝 往路 ( 2022年1月2日    東京・大手町~神奈川・箱根町 5区間107・5キロ )

<第98回箱根駅伝・鶴見中継所>走り出す順大の2区・三浦(撮影・木村 揚輔)
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 第98回東京箱根間往復大学駅伝第1日は2日午前8時、東京・大手町をスタート。往路は神奈川県箱根町までの5区間、107・5キロで行われた。順大は当日変更で2区(23・1キロ)に、今夏の東京五輪3000メートル障害で7位に入った三浦龍司(2年=洛南)を投入した。

 三浦はトップの中大から3分12秒差の18位でタスキを受けた三浦だが、1時間7分44秒で区間11位。トップの駒大から4分5秒差の17位で3区へつないだ。

 前回大会は1区を走ったが、1時間3分31秒の区間10位に終わった。今季は全日本大学駅伝の2区(11・1キロ)で区間賞を獲得していた。日本屈指のスピードランナーが“花の2区”に臨んだが、「まずは落ち着いて入ろうということで走った。最後の上りのキツくなるところで足を使ってしまったので、ピッチに切り替えた。(2区は)去年よりもさらにレベルアップすることも必要ですし、自分の中で挑戦する意味もあった。23キロは長かったですけど、それよりも上り坂、まだまだ自分が走りの中で足りていない部分がすごく見えた」と前向きに話した。

 今年7月に世界陸上がある中「脚力作りとか、磨きをかけていきたい。いいスタートはきれましたし、内容としては良かった」と三浦。「3000障害がメーンになると思いますし、世界陸上もありますし、大きく7分台を目指していきたい」と自らが東京五輪3000メートル障害予選で記録した8分9秒92の日本記録の大幅更新を誓った。

 三浦は前回大会は1区を走ったが、1時間3分31秒の区間10位に終わった。今季は全日本大学駅伝の2区(11・1キロ)で区間賞を獲得していた。日本屈指のスピードランナーが“花の2区”に臨んだが、チームの順位を大幅に押し上げることはできなかった。

◆戸塚中継所通過順位(前中継所順位)
1 駒大   2時間7分32秒(2位)
2 青学大  +1分2秒(5位)
3 国士舘大 +1分21秒(10位)
4 東京国際大+1分19秒(7位)
5 帝京大  +1分29秒(8位)
6 創価大  +1分30秒(15位)
7 山梨学院大+1分31秒(14位)
8 東洋大  +1分37秒(12位)
9 法大   +1分37秒(9位)
10 国学院大 +1分45秒(6位)
<以上シード権>
11 中大   +2分0秒(1位)
― 学生連合 +2分25秒
12 神奈川大 +3分10秒(11位)
13 早大   +3分36秒(16位)
14 日体大  +3分47秒(19位)
15 明大   +3分52秒(13位)
16 東海大  +3分53秒(3位)
17 順大   +4分4秒(18位)
18 専大   +4分56秒(4位)
19 駿河台大 +6分7秒(17位)
20 中央学院大+7分28秒(20位)

◆区間記録
1 田沢廉(駒大3年)1時間6分13秒
2 ライモイ・ビンセント(国士舘大4年)1時間6分41秒
2 フィリップ・ムルワ(創価大3年)1時間6分41秒
4 ポール・オニエゴ(山梨学院大4年)1時間6分49秒
5 イエゴン・ビンセント(東京国際大3年)1時間7分2秒
5 松山和希(東洋大2年)1時間7分2秒
7 近藤幸太郎(青学大3年)1時間7分9秒
8 中村風馬(帝京大4年)1時間7分10秒
9 鎌田航生(法大4年)1時間7分11秒
10 藤本珠輝(日体大3年)1時間7分21秒
11 三浦龍司(順大2年)1時間7分44秒
12 伊地知賢造(国学院大2年)1時間7分51秒
― 並木寧音(東農大2年)1時間8分16秒
13 西方大珠(神奈川大4年)1時間8分39秒
14 中谷雄飛(早大4年)1時間8分45秒
15 手島駿(中大4年)1時間8分52秒
16 鈴木聖人(明大4年)1時間9分11秒
17 松崎咲人(東海大3年)1時間10分1秒
18 吉田礼志(中央学院大1年)1時間10分13秒
19 ジェームズ・ブヌカ(駿河台大4年)1時間10分19秒
20 高瀨桂(専大3年)1時間11分4秒

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