リーグワン開幕に影響か「厳正に対処」ラグビーリーグワン 東葛所属選手が違法薬物所持で逮捕

[ 2022年1月2日 12:30 ]

 今月7日に開幕するラグビーリーグワンの東葛(旧NEC)に所属するブレイク・ファーガソン(31)容疑者が昨年12月30日に違法薬物所持の疑いで逮捕されたことを受け、ジャパンラグビーリーグワンの東海林一専務理事が2日、コメントを発表した。記念すべき開幕前の不祥事に、「この度の事案は、リーグワンおよびラグビー界にとって大変遺憾な出来事であり、事態を厳粛に受け止めております」と陳謝。続けて「ファンの皆さま、並びに関係者の皆さまに心よりお詫び申し上げます。リーグは2021年12月30日にクラブからの報告を受けたのち、関係各所と事実関係の確認を進めている段階です。今後の対応は速やかに決定し、お知らせいたします」と説明した。

 日本ラグビー協会も森重隆会長名で「当協会では平素より、コンプライアンスを遵守しインテグリティを追求することをラグビーの根幹をなす極めて重要な柱と位置づけ、教育と対策に取り組んでおります。しかしながらこのような問題が生じましたことは、ラグビー界全体での教育と対策が不十分であったことと真摯に受け止め改善に努める所存です」とコメントを発表。今後の対応についても「本件に関しましては事実が明らかになり次第、当協会の規程に則して厳正に対処いたします」と何らかの処分を科す意向を示した。

 今回の事案を受け、東葛の広報担当者は「大変ご迷惑をお掛けし申し訳ない」と陳謝。昨年12月30日以降のチーム活動の有無や今後の活動予定、対応などについては、「今はお答えできない」とした。

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2022年1月2日のニュース