NZ選手団はパラ開会式不参加 選手の意思尊重

[ 2021年8月24日 11:45 ]

パラリンピックのシンボルマーク「スリー・アギトス」
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 24日午後8時から国立競技場で開催される東京パラリンピックの開会式に、ニュージーランドが参加しないことが明らかになった。国際パラリンピック委員会(IPC)のクレイグ・スペンス広報部長によるとニュージーランド側から、参加について選手から慎重な意見があり、選手の決断を尊重しなければいけないと連絡があったという。スペンス広報部長は今回の開会式で選手入場にかかる時間は短縮されるため、選手の負担は軽減されるはずとしながらも「残念だが、状況を考えるとやむをえない」と話した。

 スペンス広報部長はまた、開会式でアフガニスタンの国旗をボランティアが掲げて入場することを明らかにした。政情不安のアフガニスタンは大会参加を断念したが、IPCのアンドリュー・パーソンズ会長は「連帯の印」として、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の代表者が開会式で同国の国旗を掲げて入場すると公表していた。同広報部長によると、UNHCRから「ボランティアに旗手を務めてほしい」と連絡があったという。

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2021年8月24日のニュース