柔道・大野将平 五輪2連覇の夜の晩餐はまさかのコンビニ「カルビ重」 バブル方式で外出できない辛さ

[ 2021年8月24日 21:40 ]

男子73キロ級で2連覇を果たした大野将平
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 パラリンピック開会式に合わせたYouTubeの「みんなde応援 オリ×パラ!東京2020みどころ配信~メダリストセレブレーション~ 」が24日に放送され、東京五輪柔道で金メダルを獲得した60キロ級・高藤直寿(28=パーク24)、73キロ級・大野将平(29=旭化成)、81キロ級・永瀬貴規(27=旭化成)が出演した。

 動画内では、終わった後の“祝勝会”の話になったが、今大会は「バブル方式(隔離措置)」が実施されたため、選手は外出などは禁止。大野は「個人戦終わった日の夜は、ドーピング検査とかセレモニーがあって、結局帰ってきたのが24時。そこから治療などのケアをして、ホテルだったのですが、コンビニすら行くことができなかったので、付け人の人間に私は『セブンイレブンのカルビ重』を買ってきてもらって。部屋で一人で食べていて、ちょっと寂しい夜でした」と、五輪2連覇の夜とは思えない質素な晩餐を恥ずかしそうに明かした。

 MCを務めたお笑いコンビ「とんねるず」石橋貴明(59)も「出れないわけですね」と同情。大野は「どうしても試合が終わった日ぐらいは味の濃いものが食べたいなということで、お願いしたお弁当がそれでした。焼き肉とかラーメンとか食べに行きたかったですけど、それもなかなか、かなわず」と、例年とは違う状況だったようだ。永瀬も同様で「僕は試合が終わって、移動の車でお弁当を食べて、それでお腹いっぱいになったのでホテル帰って寝ました」と話し、石橋も笑うしかなかった。

 そもそも、体重の階級がある競技のため、試合が近づけばウエート調整があり、高藤は「飲めないし、食べれない」という。計量が終わった後、試合前の食事について高藤は「リカバリーのために、胃に優しいおかゆとか、少しでも胃に負担を与えないように。体を戻していくというので(少しは)肉も食べますが、好きなものは食べられないです」と言及。前日計量で、試合日の朝もランダムながら計量を受ける選手がいて、高藤は「階級の5パーセント。(60キロ級の)僕の場合は63キロまでなので、そこも考えて食べます」と難しい調整の裏事情を明かしていた。

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2021年8月24日のニュース