銀メダリスト稲見萌寧が会見 今後の目標は「メジャー優勝と2桁勝利」 13日からNEC軽井沢72

[ 2021年8月12日 16:07 ]

<NEC軽井沢72ゴルフトーナメント・練習日>五輪ネイルで笑顔を見せる稲見萌寧(撮影・西尾 大助)
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 女子ゴルフのNEC軽井沢72は13日から3日間、長野・軽井沢72ゴルフ北コースで開催される。東京五輪で銀メダルを獲得した稲見萌寧(22=都築電気)は12日、イン9ホールを回って最終調整した。

 日本ゴルフ界初の快挙から5日。稲見は「今週の試合に切り替えている。ずっと思い出を引きずっているというのはない」と言い切った。

 銀メダル獲得で報奨金1000万円、5年シードを手にした。「5年シードは、銀メダルを獲ったことよりもうれしかったかも」と冗談めかすほど喜んだ。ただ「海外は考えていない。日本を主体で頑張りたい」と国内ツアーを主戦場とする考えに変わりはない。

 今後の目標を聞かれると「達成したことがないのでメジャー優勝。早めに2桁優勝したい」と力を込めた。公式戦優勝と、現在7の通算勝利数を10まで伸ばすことに照準を絞った。

 五輪後も休みはない。最終日翌日の8日も午前中から拠点とする千葉市の練習場「北谷津ゴルフガーデン」に顔を出すなど、通常通り練習を続けてきた。

 この大会は3度目の出場。初出場の18年は11位、19年は33位に入った。2年ぶりの参戦に備え11日からコース入り。この日は西村優菜(21=スターツ)とともに10番からスタート。動画を撮影しスイングをチェックしながらインの9ホールを回った。

 「(五輪と)コース、芝の状態が全く違うので、感覚がずれて、ショットも思うようにいっていない」。疲労も残っており、まだ本調子ではないという。

 それでも「上位に行きたい思いは凄くある。天気次第かな。うまく耐えてチャンスにつけたところで獲れて、少しで上位にいきたい」とプライドをにじませた。

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2021年8月12日のニュース