福岡国際マラソン 今年で終了へ 背景にスポンサー離れなど 20年には「世界陸上遺産」に選出

[ 2021年3月26日 13:34 ]

 日本陸連は26日、五輪や世界選手権の男子日本代表選考会を兼ねてきた福岡国際マラソンを75回目となる今年12月の大会を最後に終了すると発表した。市民参加型の大規模な大会に比べ、エリート選手のみで行われる大会では採算が合わなくなったことなどが要因。オンラインで会見した尾県貢専務理事は「主催者で今後の見通しを協議した結果、大会開催の継続が困難と結論に達した」と説明した。

 11月に行われる市民マラソンの福岡マラソンと統合する可能性について尾県専務理事は「生き残りを考えたが、合併も提案したが(福岡マラソンは)記録を狙うには難しいコースと判断した。よりよいコースにして合併を提案してきたが、色んな事情から叶わなかった」と否定した。

 福岡国際マラソンは1947年(昭22)に「金栗賞朝日朝日マラソン」として熊本で始まり、74年(昭和49)から現在の名称に変更。70年代から80年代にかけては、瀬古利彦や宗茂、猛の双子の兄弟らが名勝負を繰り広げた。過去には20年には世界陸連から「世界陸上遺産」にも選ばれた。

 近年では17年大会で東京五輪マラソン代表の大迫傑(29=ナイキ)が日本歴代5位(当時)の2時間7分19秒で3位に入賞。18年には東京五輪男子マラソン代表の服部勇馬(27=トヨタ自動車)が日本勢として14年ぶりに優勝を飾り、MGC出場権を獲得した。

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