ウィザーズがニックスに逆転負け 最大17点のリードを守れず 八村は21得点

[ 2021年3月26日 11:20 ]

ゴール下でシュートに持ち込む八村(AP)
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 NBAウィザーズは25日、東地区全体7位のニックスと敵地ニューヨークで対戦。113―131で黒星を喫した23日に続いて102―106(前半60―45)で敗れて15勝28敗。第3Q中盤で17点をリードしていたが、第4Qで24―39と失速して3連敗を喫した。ニックスに対しては今季3戦全敗。球宴明けの後半戦は1勝7敗となった。

 八村塁(23)は今季最長の41分出場してフィールドゴール(FG)を16本中9本成功させ(うち3点シュートは6本中2本)21得点、9リバウンド、2アシスト、1スティールをマーク。第1Qにはドラフト同期生でもあるニックスのR・J・バレット(20)がゴール下で試みたシュートを阻止して今季自身3つ目のブロックショットも記録した。2ケタのFG試投数と得点はいずれも7試合連続。20得点以上は出場36試合で6回目となったが、チームは大詰めの攻防でシュートの精度を欠いて敗れた。

 ブラドリー・ビール(27)は26得点と9アシストを稼ぎ、ラッセル・ウエストブルック(32)は13得点、18リバウンド、9アシスト、2スティール、4ブロックショットを記録したがターンオーバーも8回。主力2人のこの日のFG成功は計38本中11本(3点シュートは12本中2本)で、チームのフリースロー成功も33本中20本(成功率60・8%=八村は4本中3本失敗)にとどまり、これがニックスに反撃を許す要因になった。

 ニックスは23勝22敗。23日のこのカードで7本の3点シュートなどで37得点を稼いだジュリアス・ランドル(26)は13得点に終わったが、それでも土壇場では八村の密着ディフェンスをかいくぐって1対1からジャンプシュートを決めるなど最後は底力を発揮。バレットは24得点、ベンチから出たアレック・バークス(29)は27得点、新人のイアン・クイックリー(21)も91―91で迎えた第4Qの残り4分12秒に勝ち越しの3点シュートを決めるなど、16得点を記録して勝利に貢献した。ベンチスコアでは55―10とウィザーズを圧倒。FG成功が16本中5本とシューティングに苦しんでいたランドルをチーム一丸となってフォローした一戦となった。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場9分41秒=無得点)
(1)3分37秒・右コーナーから3点シュート=×
(2)3分52秒・右コーナーから3点シュート=×
(3)10分12秒・正面からジャンプシュート=×
 ▼第2Q(出場10分40秒=10得点)
(4)3分11秒・正面やや左から3点シュート=×
*3分16秒・フリースロー2本=〇×
(5)3分59秒・右サイドからプルアップでジャンプシュート=〇(アシスト・ビール)
(6)4分29秒・右コーナーから3点シュート=〇(アシスト・ウエストブルック)
(7)6分56秒・ゴール下でロビンソンをかわして左手で押し込む=〇(アシスト・マシューズ)
(8)8分37秒・ウエストブルックのオフェンス・リバウンドに呼応。ゴール下でバレットをかわしてシュート=〇(アシスト・ウエストブルック)
(9)11分51秒・右サイドから3点シュート=×
 ▼第3Q(出場12分=7得点)
(10)2分44秒・インサイドにカットしてシュートに持ち込むもロビンソンにブロックされる=×
(11)3分5秒・左サイドからステップバックでジャンプシュート=×
(12)5分8秒・相手のターンオーバーからビールのロングパス。速攻でダンク=〇(アシスト・ビール)
(13)8分55秒・右サイドからドライブしてペイント内でシュート=〇
(14)9分28秒・右サイドから3点シュート=〇(アシスト・ネト)
*10分14秒・フリースロー2本=××
 ▼第4Q(出場9分4秒=4得点)
(15)4分42秒・速攻から右手でレイアップ=〇(アシスト・マシューズ)
(16)6分32秒・左サイドからステップバックでジャンプシュート=〇(アシスト・ビール)

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