ラプターズの渡辺雄太は第4Q途中から出場 準ホームのタンパで3点シュートを2本成功

[ 2020年12月19日 11:34 ]

ヒート戦で3点シュートを2本決めたラプターズの渡辺風太(AP)
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 NBAラプターズは18日、準本拠地としたフロリダ州タンパでプレシーズンの最終戦に臨み、渡辺雄太(26)は83―98で迎えた第4Qの2分48秒から、センターのアレックス・レン(27)とともにチームで「12番目」と「13番目」の選手として登場。5分44秒、ドラフト全体29番目に指名された新人ガードのマラカイ・フリン(22)のアシストを受けて正面やや左から3点シュートを成功させた。これがラプターズにとっては第4Qに入ってのチーム初得点。渡辺はその29秒後に今度はフリンの3点シュートをアシストした。

 6分49秒にペイント内で放ったジャンプシュートは決まらなかったが、7分53秒には再びフリンのパスを受けて右サイドからの3点シュートを成功。結局、渡辺は9分の出場でフィールドゴール(FG)を4本中2本(うち3点シュートは3本中2本)成功させて6得点、3リバウンド、2アシスト、1スティールをマークし、出場時間帯のチームスコアはプラス3で、プレシーズンでは出場した3試合すべてでこの部門の数字(プラス4→プラス9→プラス3)をマイナスにしなかった。

 試合は105―117(前半56―58)で敗れてラプターズは2勝1敗でプレシーズンの全日程を終了。渡辺はプレシーズンの初戦は12分の出場で5得点、第2戦(いずれもホーネッツ戦)では9分の出場で3得点だった。

 プレシーズン初出場のカイル・ラウリー(34)は27分出場して3点シュートを10本中6本成功させて25得点。ラプターズは23日にタンパでペリカンズとの開幕戦に臨むことになっているが、新型コロナウイルス感染対策のために今季はベンチ入りが13人から15人に増えるため、チーム側が渡辺をどう評価するのかが注目されるところだ。

 昨季のファイナルに進出したヒートも2試合しかなかったプレシーズンを終了。23日の開幕戦では敵地オーランド(フロリダ州)でマジックと顔を合わせる。

 なおウィザーズは19日にピストンズとプレシーズンの最終戦を行うが、結膜炎で17日の第2戦を欠場した八村塁(22)は再びベンチ入りしない可能性が出てきている。

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