鉄棒専念の内村航平、H難度「ブレトシュナイダー」再挑戦

[ 2020年7月25日 21:30 ]

内村航平
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 体操男子で種目別の鉄棒に絞って来夏の東京五輪を狙う内村航平(31=リンガーハット)が、H難度の大技「ブレトシュナイダー」に再挑戦することが25日、分かった。18年にも習得を目指して練習に取り組んでいたが、実戦で披露する機会がなかった。

 内村は個人総合で12年ロンドン、16年リオデジャネイロと五輪連覇を飾り、団体総合でもリオで金メダル。6種目へのこだわりが強かったが、痛みを抱える両肩の状態などを踏まえて今年2月下旬、鉄棒に絞ることを決断した。進むべき道が明確になって以降、ブレトシュナイダーの練習を再開している。

 個人総合をする上では両肩痛は深刻だったが、鉄棒に専念することで「気にならないくらいの痛み」と言う。ブレトシュナイダーの成功率は2年前よりもはるかに上で、既に通し練習を完遂できるほどの仕上がり。スペシャリストとしての調整は順調に進んでいる。

 ブレトシュナイダーを入れずに銀メダルを獲得した18年世界選手権は、技の難度を示すDスコアが6・4点だった。大技を組み込んだ新構成ではDスコアは6・6点に。スペシャリスト初戦の全日本シニア選手権(9月22日、群馬)でベールを脱ぐ予定で、東京五輪への道が本格化する12月の全日本選手権(同)につなげる。

 自国開催の夢舞台開幕まで、1年を切った。延期の原因となった新型コロナウイルスの猛威は収束の兆しを見せないが、「絶対に五輪があると信じてやっている。どういう状況であれ、努力しないといけない」と内村は前を向く。世界選手権の種目別では11年大会の床運動、13年大会の平行棒、15年大会の鉄棒を制しているが、五輪の種目別金メダルとは無縁。まだ手に入れていない勲章を見据え、キングの鍛錬は続く。

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