米男子ツアーで初感染者 通算5勝のワトニー 2R前に棄権し大会は続行

[ 2020年6月21日 05:30 ]

米男子ゴルフツアーRBCヘリテージ 第2日 ( 2020年6月19日    サウスカロライナ州ハーバータウン・リンクス=7099ヤード、パー71 )

第2Rの前に新型コロナウイルス陽性が発覚したワトニー(AP)
Photo By AP

 PGAツアーは19日、通算5勝のニック・ワトニー(39=米国)が新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したと発表した。再開2戦目で同ツアー初の感染者。ワトニーは19日の第2ラウンドを前に棄権し、大会は続行された。日本勢で唯一出場している松山英樹(28=LEXUS)は70と初日134位の出遅れを取り戻せず、通算2オーバーの131位で今季2度目の予選落ちとなった。

 会場は異様な静けさに包まれた。ワトニーの陽性が発表された午後。練習場からほとんどの選手が姿を消し、無観客のコースはさらに閑散とした。3カ月ぶりに前週から再開したPGAツアーで、ついに感染者が出た。

 コロナ禍が深刻な米国での転戦。ツアーは選手らにPCR検査を義務づけ、入場者を限定するなどの対策を実施してきた。しかし、大会前の検査で陰性だったワトニーは第2日の朝に体調不良を訴え、プレー開始前に再度検査を受けて陽性が発覚。感染者には10日間の自主隔離が義務づけられており、ツアー側は「ワトニーはPGAツアーからの十分なサポートを受ける」と声明を出した。

 第1ラウンドでワトニーと同組だったテーラー(米国)らは第2ラウンド直後に再検査を実施。ラウンド中に感染を知ったというテーラーはショックで「プレーするのが難しかった」という。この日の練習グリーンで会話をしたマキロイ(英国)は、ワトニーから連絡が来たことを明かし「彼はコースに来たことを悪かったと感じていた。だから、“大丈夫。僕も同じ立場だったら来ていた”と伝えた」と気遣った。

 会場のサウスカロライナ州では経済活動を再開させており、レストランもにぎわう。松山は「思ったより(警戒が)緩い。ホテルでも皆普通にしているので違和感がある」と話す。「1人でも陽性が出たら中止するべき」(松山)という意見もあれば、スピース(米国)は「もしもというシナリオじゃなく、感染することを計画に入れておかないと」と見解を口にした。競技は続行されるが、感染が拡大すればツアーの再中断という選択肢もクローズアップされることになる。

続きを表示

「松山英樹」特集記事

「羽生結弦」特集記事

スポーツの2020年6月21日のニュース