ツアー初の感染者ワトニーの濃厚接触者全11人陰性 通算10勝のガルシアも検査

[ 2020年6月21日 05:30 ]

米男子ゴルフツアーRBCヘリテージ 第3日 ( 2020年6月20日    サウスカロライナ州ハーバータウン・リンクス=7099ヤード、パー71 )

ラインを読むセルヒオ・ガルシア(AP)
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 米男子ゴルフのPGAツアーは20日、新型コロナウイルスの検査でツアー初の陽性となったニック・ワトニー(39=米国)の濃厚接触者全11人が再検査を受けて陰性だったと発表した。米メディアによると、第3日を終えて通算13アンダーの8位につけるセルヒオ・ガルシア(40=スペイン)も含まれている。大会はウェブ・シンプソン(34=米国)ら4人が、通算15アンダーで首位に並んだ。

 ツアー再開2戦目にして、新型コロナウイルス検査で初の陽性反応確認から一夜明け。第1日にワトニーと同組で回った選手、キャディーら全11人の陰性が確認された。予断を許さない状況ではあるが、とりあえずは最悪の事態を免れた。

 濃厚接触者には米通算10勝のガルシアが含まれていたことが発覚。米ゴルフウイークによると、ガルシアは今大会会場に向かうプライベートジェットでワトニーと同乗していた。ガルシアは第3日を首位と2打差の8位で終え「ニックと話をしたが“元気だ”と言っていた。彼は熱もないし、せきも出ていない。間違いの可能性もあるので、もう一度検査を受けてほしい」などとメッセージを送ったという。

 PGAツアーは陽性結果を受け、次週のトラベラーズ選手権(コネティカット州)でさらに検査態勢を強化する。コネティカットへ向かうツアーのチャーター機搭乗に陰性結果を求め、20日に検査が行われたもよう。また、検査対象をボランティアやメディア関係者にも広げる方針だ。

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2020年6月21日のニュース