NBA 22チームで7・31再開正式決定 毎日コロナ検査や家族同伴規定報道

[ 2020年6月7日 05:30 ]

 新型コロナウイルスの影響で3月からシーズンを中断しているNBAの再開が正式決定した。選手会が5日、リーグ側が提案した22チームによる再開案を承認。今後、7月31日から米フロリダ州オーランドでの集中開催へ向け詳細を協議する。

 複数の米メディアによると、選手には新型コロナウイルスの検査が毎日義務づけられ、陽性反応を示した場合は最低7日間の隔離。また、米スポーツ専門局ESPNは、オーランドの施設は選手の家族1600人の受け入れが可能で、再開案ではプレーオフ1回戦後は選手1人につき家族3人までの同伴が認められると伝えた。22チームが各8試合のレギュラーシーズンを消化後に16チームがプレーオフへ進むため、実際の家族合流は9月以降となりそうだ。

 一方、リーグ側が12月1日としている来季開幕について、選手会のロバーツ事務局長は今後の交渉課題の一つと指摘した。通常より約1カ月遅い開幕のためNBAファイナルは7月中旬が想定され、選手会がリーグ案を承認すれば、日程上は21年7月23日開幕の東京五輪にNBA選手の参加が可能となる。ただし、AP通信は短い間隔で今季と来季を戦うスケジュールは、各国代表のNBA選手選出を難しくすると分析。ウィザーズの八村塁が東京五輪に出場できるかは、今後の交渉とウィザーズの判断に左右されそうだ。

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2020年6月7日のニュース