フェンシング見延 21年東京で2冠誓う「金メダルを獲る思いしかない」

[ 2020年4月29日 05:30 ]

オンライン取材を受けるフェンシング男子エペの見延和靖(スポーツビズ提供)
Photo By 共同

 フェンシング男子エペで昨季の年間ランキング世界1位、見延和靖(32=ネクサス)が28日、ビデオ会議アプリ「Zoom」で取材に応じた。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、3月12日以降の国際大会は中止となり、同月中旬に見延らは海外遠征から帰国。その後は自宅待機となる中、同24日に東京五輪の延期が決定した。「悩んだし葛藤もあった」と精神的に苦しんだ時期もあったが、家族や友人らの励ましもあって、今は前向きになっている。「個人、団体ともに金メダルを獲る思いしかない」と21年東京五輪での2冠を誓った。

 五輪出場枠が懸かる国際大会は6月末までは開催されない。大会再開を見据え、自宅でトレーニングを続ける。自重での筋力トレに加え、フェンシングの感覚を失わないため、自作の的を剣で突く。息抜きに料理することもあり、「いろいろチャレンジしている」と笑った。

 ◆見延 和靖(みのべ・かずやす)1987年(昭62)7月15日生まれ、福井県出身の32歳。武生商から法大に進み、現在はネクサスに所属。昨季はGP大会2勝、W杯1勝などで全個人種目を通じて日本選手初となる年間世界1位に。1メートル77、74キロ。

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