NFL、大幅な日程変更を検討　スーパーボウル史上“最遅”の可能性も

今年2月、スーパーボウルで50季ぶり2度目の優勝を果たしたチーフス（AP）
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　米プロフットボールNFLが新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大幅な日程変更を視野に緊急対策案を検討していると、米メディア「スポーツビジネス・ジャーナル」が27日に報じた。開幕は予定の9月10日から5週遅れの10月15日となり、スーパーボウルは来年2月7日の予定が3週遅れの同28日。オールスターに相当するプロボウルの中止やバイウイーク（休養節）不採用も検討されているという。

　今年2月にシーズンを終えたNFLは、北米4大スポーツの中で被害が最小だった。バスケットボールNBAとアイスホッケーNHLはシーズンが中断。野球のMLBは3月の開幕が遅れ、いずれも再開や開幕のメドは立っていない。NFLは新シーズン開幕が9月だけに通常開催への期待もあったが、先が見通せない状況でリーグは複数の日程案を検討。5月上旬発表予定の日程は「変更の可能性あり」の注釈が付けられる見通しで、代替案でスーパーボウルが最も遅い場合は2月28日になるという。

　次回で55回目のNFL王座決定戦は、15年に米国での視聴者数が史上最多1億1440万人を記録した4大スポーツ最大のイベント。近年は2月1週目開催が定着していたが、新型コロナがプラン策定に大きな影響を及ぼすことになりそうだ。