渡辺一平、佐藤も気になるが…「自分が勝負しているのはチュプコフ」

[ 2020年2月13日 05:30 ]

公開練習を終え、明るい表情で記者の質問に答える渡辺一平(撮影・木村 揚輔)
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 昨夏の世界選手権男子200メートル平泳ぎ銅メダルの渡辺一平(22=トヨタ自動車)が12日、埼玉県内で練習を公開した。1月の北島杯で、自己ベストを2秒近く更新した19歳の佐藤に敗れて2位。小関、小日向ら東京五輪出場を狙うライバルは多い。「佐藤君に脅威を感じないと言ったらうそになる」と本音をのぞかせた上で「自分が勝負しているのはチュプコフ」と世界選手権を2分6秒12の世界記録で制したチュプコフ(ロシア)への意識を強調した。

 自己ベストは日本記録の2分6秒67。五輪代表選考会となる4月の日本選手権に向け「世界記録に挑戦したい。2分5秒台に突入しないといけないと強く感じている」と言い切った。佐藤、小関らが2分6秒台を狙う中、目標設定で格の違いを示した形だ。15日からは米フラッグスタッフでの約4週間の高地合宿に突入。「人生の中で一番きつい地獄の1カ月にしたい」と覚悟を決めた。

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