中田J 8年ぶりメダルならず「世界との差…たくさんありすぎて分からないですね」

[ 2018年10月16日 05:30 ]

バレーボール女子世界選手権第12日   日本2―3イタリア ( 2018年10月15日    名古屋市・ガイシプラザ )

イタリアにフルセット負けし、準決勝進出を逃した日本
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 世界ランク6位の日本は同7位で今大会9戦全勝のイタリアに2―3のフルセットで敗戦。2連敗で3次リーグ敗退が決まり、8年ぶりのメダル獲得はならなかった。日本は0―1で迎えた第2セットはつなぐバレーを取り戻して25―22で競り勝った。1―2の第4セットも25―19で再び奪い返したが、最終セットは13―15で力尽きた。19日の5位決定戦(横浜アリーナ)でH組3位の米国と対戦する。

 9戦全勝のイタリアの前に火の鳥が力尽きた。前日のストレート負けから中田監督が「気持ちを切り替えて頑張りたい」と意気込んで臨んだ大一番を落とし、中田ジャパンのメダルへの挑戦は名古屋で幕を閉じた。

 最終セット。マッチポイントの行方を占う「チャレンジ」で相手の勝利が確定すると選手たちは一様にうなだれた。今大会でイタリアをフルセットまで追い詰めたのは日本が初めてだったが、中田監督は「世界との差…たくさんありすぎて分からないですね」と自虐気味に振り返った。

 5位決定戦は消化試合ではあるが、中田監督は「大事な一試合。最後まで戦います」と切り替えた。20年東京五輪で表彰台を狙える場所に位置していることを世界に示すためにも、あくまで勝利にこだわる。

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