17歳安田祐香 11戦連続予選突破だ!「プレッシャーとかはありません」

[ 2018年10月16日 05:30 ]

練習ラウンドの合間に一息つくアマの安田祐香(左)と後藤未有
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 女子ゴルフの秋のビッグイベント「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」(賞金総額1億8000万円、優勝賞金3240万円)は18日から4日間、兵庫県三木市のマスターズゴルフ倶楽部(6528ヤード、パー72)で行われる。15日は国内ツアー史上5人目の女子高生Vを目指す安田祐香(17=兵庫・滝川二高3年)、後藤未有(18=福岡・沖学園高3年)の2人がそろって練習ラウンド。快挙達成へ感触を確かめた。

 真剣時々大爆笑。コロコロとモードが変わる女子高生同士ならではの練習ラウンドを終えると、安田は冷静に自己分析を始めた。

 「正直、ショットは良くはないんですけど、悪いなりにどこまでできるか。それで予選通過できれば自信になるじゃないですか」。史上5人目の女子高生V達成の前に、アマチュアとしては国内ツアー新記録となる11試合連続予選突破という大きなヤマを越えなければならないが「プレッシャーとかはありません」と笑顔で話す。

 17年の日本女子アマを制し、日本代表のエースとして参戦した今夏の世界女子アマでは個人戦で2位。日本を女子団体史上最高の2位に押し上げた。何よりプロツアーでの実績が秀逸だ。これまで予選落ちはなく、自己最高の3位に食い込んだ7月の大東建託・いい部屋ネットをはじめ既に3試合で首位争いを経験している。

(ホールインワンで/両親へ賞金7万円/) 安田がプロと仮定した場合、今季の全7試合で稼ぎ出した賞金額は約1786万円。これを1試合平均に換算すると約255万円。現在賞金ランク8位(約6068万円)と“黄金世代”のトップを走る小祝の1試合平均が約190万円であることを考えると驚異的な数字だ。

 予選通過、来夏のプロテストが免除されるツアー優勝、そして、もう一つ、安田が今大会の目標に掲げるのは「ホールインワン」。世界一という愛娘の夢を後押しするため遠征費を捻出する両親に17番パー3(183ヤード)に設定された200万円を。アマチュアでも手にできるホールインワン賞へ気合が入る。

 ≪後藤は地元でリフレッシユ≫3週前のメジャー、日本女子オープンで8位に食い込んだ後藤は自宅のある福岡で約2カ月ぶりというオフを挟んでリフレッシュしてきた。後藤も今年9月のゴルフ5レディースなど既に2度首位争いを経験している。

 「惜しいところで伸ばすどころか、崩れてしまいました。体が硬くならないようしっかりケアしていきたい」

 男子ツアーで3勝を挙げている時松隆光と同門。グリップはその兄弟子と同じベースボールグリップで、日本女子オープンでは安田を抑えて念願のローアマに輝いた。昨季引退した宮里藍さんの家電のCMを見て4歳でゴルフを始めた。クラブハウスに掲げられた04年大会の宮里さんの優勝写真を見上げ、「私もあんなふうになりたい」と気持ちを新たにしていた。

 ○…アン・シネ(27=韓国)が大阪市内のサイン会イベントに参加した。使用契約を結ぶブリヂストンのボールをイメージした白のミニスカ姿でファンと交流。マスターズGCレディースが、7月のセンチュリー21レディース以来の日本ツアーとなる“セクシー・クイーン”は、ウエアの予定を聞かれると「天気がよさそうなので期待してください」と悩殺を予告した。昨年の同大会は超過クラブのミスに動揺し途中棄権。「1週間、ファンと楽しくプレーしたい」と完走を誓った。

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