輪島さん“黄金葬”でデーモン閣下“献歌”「千秋楽」

[ 2018年10月16日 05:30 ]

デーモン閣下(左から2人目)、原辰徳氏(同3人目)らの手によって輪島大士さんが出棺される(撮影・郡司 修)
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 8日に下咽頭がんと肺がんの影響による衰弱のため70歳で死去した大相撲の第54代横綱、輪島大士(本名輪島博=わじま・ひろし)さんの葬儀・告別式が15日、東京都港区の青山葬儀所で営まれ、日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)、プロ野球巨人の原辰徳前監督ら約300人が参列した。

 元NHKアナウンサーの杉山邦博さんは弔辞で「天真爛漫(らんまん)」「天衣無縫」「相撲の天才」と悼み、デーモン閣下は自身が作った「千秋楽」を“献歌”としてささげた。喪主の妻・留美さんは「自宅のソファでテレビを見ながら、静かに眠るように亡くなっていました。ご迷惑をおかけすることも多かった人生ですが、最期は誰にも迷惑をかけず、静かにとてもいい顔で眠っておりました」とあいさつした。

 「黄金の左」を武器に14度の優勝を飾った昭和の名横綱。輪島さんの歌った「望郷賦」が流れる中、原前監督、デーモン閣下らが黄金のカーペットの上を歩いて棺を運んだ。通算673勝にちなみ、出棺の際には673個の金色の風船が天に舞い上がった。

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2018年10月16日のニュース