阿部兄妹 20年団体戦に意欲!1階級上も緊急時に備え準備

[ 2018年9月29日 05:30 ]

柔道世界選手権で兄妹で金メダルを獲得した阿部一二三(左)、詩の兄妹はアゼルバイジャンのバグーの街並みを背に笑顔
Photo By スポニチ

 柔道世界選手権(バクー)を終えた日本代表選手団の個人金メダリスト7人が28日、同市内の宿舎ホテルで取材に応じ、今大会2連覇を達成した男子66キロ級の阿部一二三(21=日体大)が、20年東京五輪の男女混合団体戦出場に意欲を示した。「73キロ級の選手が出るのが一番」と前置きした上で「五輪では団体要員が使えない。準備して、73キロでも戦えるように仕上げたい」と語った。

 五輪団体戦の男子は73キロ、90キロ、90キロ超級の3階級で、世界選手権と異なり個人戦代表だけで戦う必要がある。27日の団体戦では個人戦で負傷した橋本(パーク24)が欠場し、団体代表の立川(東海大)が全4試合にエントリー。だが、五輪本番で同様の事態となれば、代役が回ってくることになる。

 最新の世界ランキングでは、女子52キロ級を制した妹の詩(18=兵庫・夙川学院高)とともに1位に浮上。「私はまだ57キロ級で勝てる強さはない。(万一の場合)安心して使ってもらえる強さを身につけたい」と語った妹とともに、20年へさらなる進化を目指す。

続きを表示

2018年9月29日のニュース