千賀ノ浦親方、八角理事長に署名、押印を報告 八角理事長は「1日にしゃべる」

[ 2018年9月29日 13:51 ]

日本相撲協会の八角理事長(撮影・西尾 大助)
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 貴乃花部屋の力士らを引き受けることになった千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)が29日、東京・江東区の貴乃花部屋を訪れ、貴乃花親方(元横綱)らと今後の対応について協議した。千賀ノ浦親方はその後、両国国技館の日本相撲協会を訪れ、再提出する書類に署名、押印したことを八角理事長(54=元横綱・北勝海)に報告した。

 相撲協会は貴乃花親方の顧問弁護士が提出した所属力士の所属変更願について、原本のコピーではなく原本に署名、押印して再提出するように求めている。貴乃花親方や顧問弁護士らと約1時間半打ち合わせを行った千賀ノ浦親方は、部屋を出る際に報道陣に対応。「改めて(書類に)署名、押印した」と話し、最提出の時期については「その辺は弁護士の方が」と答えるにとどめた。

 また、貴乃花親方とは「じっくり弟子たちの話をしました。(力士らの)引っ越しの話もしました」と説明。ただ、引っ越しの時期については「具体的には決まっていない。近いうちにする」と語った。

 その後、千賀ノ浦親方は両国国技館の日本相撲協会を訪れ、再提出する書類に署名、押印したことを八角理事長に報告した。「きょうは理事長に(書類に)署名、押印したことを報告にきました。理事長からは“(10月)1日に理事会があるので”ということでした」と話した。

 八角理事長は国技館を引き揚げる際、報道陣から「千賀ノ浦親方から報告を受けるために協会に来たのか」と問われ「そういうこと」と返答。貴乃花親方(元横綱)が引退届を提出したことについて感想を問われると「(10月)1日にしゃべるでしょう」と答えた。

 相撲協会は10月1日の臨時理事会で貴乃花部屋の力士ら10人の移籍について審議する。協会関係者によると移籍が確定すれば貴乃花部屋は消滅し、所属先を失う貴乃花親方の退職が正式に決まる情勢となっている。

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