サンウルブズ開幕2連敗 負傷者続出、悪循環止まらず…

[ 2018年3月4日 05:30 ]

スーパーラグビー第2節   サンウルブズ17-37レベルズ ( 2018年3月3日    秩父宮 )

<サンウルブズ・レベルズ>突進するサンウルブズ・リーチ
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 サンウルブズはレベルズに17―37で敗れ、開幕2連敗となった。前半は10―10と食い下がったが、後半4トライを許して突き放された。ラインアウトでは計5回マイボールを奪われ、バックスは負傷者続出で本来フランカーの徳永祥尭(東芝)がWTBに入る緊急事態に見舞われた。ケガ人の復帰時期は不透明で、次節10日のシャークス戦(ダーバン)にも暗い影を落とした。

 リーチも人の子だった。今季初先発した日本代表主将だが、ラインアウトのコールリーダー(サインを出す役)として任を果たせず。「凄く悔しい。毎回並びが混乱してしまった」と唇をかんだ。

 開始2分すぎにゴール前でラインアウトの機会を得たが、FW7人の後方を狙ったスローインをいきなりスチールされた。50秒後にもスチールされて弱点を露呈すると、相手は恐れることなくタッチキックを多用。悪循環を止められなかった。

 取るべき場面で取り切れない間に、バックス勢は次々に負傷。徳永が右WTBに入らざるを得ない状況で、後半は開始から12分間で3トライを許した。徳永以外にもポジション変更した選手が多い中で連係ミスも露呈して勝負あり。CTB中村は「うまくスペースを見つけられ、対応できなかった」と悔いた。

 開幕初戦でも負傷者が相次ぎ、先発6人が代わった2戦目でさらに増えた。連敗スタート以上に厳しい3年目の幕開けに、ジョセフ・ヘッドコーチも「非常に苦しい」と顔をしかめた。

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2018年3月4日のニュース