高梨沙羅は4位 単独最多勝王手から13戦連続V逸 ルンビが初のW杯総合優勝

[ 2018年3月4日 18:29 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ女子第12戦 ( 2018年3月4日    ルーマニア・ルシュノブ、ヒルサイズ=HS97メートル )

スキージャンプの高梨沙羅
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 ノルディックスキー・ジャンプ女子のW杯は4日、ルーマニアのルシュノブで個人第12戦(ヒルサイズ=HS97メートル)が行われ、平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(21=クラレ)は1回目93・5メートル、2回目89・5メートルの合計225・0点で、総合4位だった。男女を通じて単独最多となるW杯通算54勝目達成はならなかった。

 前人未到の最多勝記録に向け、平昌から帰国後すぐにスロベニア合宿を敢行した高梨。強風のために2回目が中止となった前日3日の第11戦は今季最低順位となる7位に終わったが、この日は1本目から93・5メートル(114・8点)で4位につけ、不安を払拭。2本目も89・5メートルを飛び、合計225・0点としたが表彰台には手が届かず4位に終わった

 高梨はこれで今季12戦未勝利。昨季の最終戦から13戦連続でV逸となり、自己ワースト記録をさらに更新した。

 平昌五輪金のマーレン・ルンビ(23=ノルウェー)が1本目100メートルの大ジャンプで129・4点をマークし、2位に大きな差をつけ独走。2本目も97メートルで合計257・8点で今季W杯8勝目となった。残り3戦を残して早くも個人総合優勝を決めた。

 ▼ルンビの話 私にとってとてもいい日だった。特に1本目が良かった。とてもいい気分で飛べた。(総合優勝が決まったが、今後も)優勝を狙っていいジャンプをしていきたい。

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2018年3月4日のニュース