水谷、張本に雪辱V4「自分もまだまだやれると見せられた」

[ 2018年3月4日 05:30 ]

卓球ジャパン・トップ12大会 ( 2018年3月3日    東京・駒沢屋内球技場 )

<ジャパントップ12>優勝し会場の声援に応える水谷
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 男子は水谷隼(28=木下グループ)が、決勝で張本智和(14=エリートアカデミー)を4―2で下し、3大会ぶり4度目の優勝を飾った。昨年の世界選手権、今年の全日本選手権で敗れた年下のライバルにリベンジして戴冠。女子は早田ひな(17=日本生命)が初優勝した。

 念願のリベンジを果たしても、シャウトは必要ない。「チョレイ!」の雄叫びが代名詞の張本と対照的に、水谷は淡々と勝利の瞬間を迎えた。昨年の世界選手権で1―4、1月の全日本選手権は2―4と完敗した14歳にリベンジ。「優勝できて良かった。凄くホッとしている」と胸を張った。

 勝負を分けたのは第5ゲームだ。10―5から10―9まで追い上げられたところで、勢いに乗っている張本がタイムアウトを取った。「凄く意外だった。流れは向こうだったのに」。一瞬の隙を見逃さず、ここまで見せていなかったサーブを繰り出し、このゲームを奪った。

 今後はカタール・オープン、ドイツ・オープンのワールドツアー、4月末には世界選手権団体(スウェーデン)も行われる。「自分もまだまだやれると張本にも周りにも見せられた。自分は自分らしくベストパフォーマンスを出していきたい」。自信を取り戻した28歳が、これからも日本を支えていく。

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2018年3月4日のニュース